KAMA CROSSは,その奇妙な形から意外と一般受けしてしまったCPUクーラーです. 製品としては,交換用ハイエンドクーラーの中では最廉価クラスで,性能的にも最上級の性能と言うわけではなく,平均的な力量の中にMB上のチップやコンデンサも共に冷却できることを謳っているオールラウンド派として存在していると思います. 私はそのKAMA CROSSのヒートパイプ形状が,良く知られている曲げやすく,形を変形させやすいということを利用して,ケースに合わせたサイドフロー型へと改造してみました. パイプをドライヤーなどで熱しゆっくりと折れないように曲げて,シンクを立たせて向かい合わせに重なるようにしました. そしてその間に6㎝FANを2ヶ挟み込み,風が横や上側から漏れないようにアルミ板製のフードカバーで覆いました. で,大外に12㎝FANを吊り下げてできあがり. フィン間隔の狭い,排気圧抵抗の高いシンクの弱点を,挟み込みFANで補いサイドフローと化したこやつは,どんな性能を見せてくれるのか?
「無限」infinityはScytheさんのフラッグシップサイドフローです. 過去の計測レビューから分かることは,巨大ゆえにFANの風の走査線側がかなり長いという事です. フィン形状を見てみると,多層フィン構造「IIFS」が採用されていることもあり,意外と3.5mmピッチの部分で風の通りが良さそうに見えてしまいます. 時に見受けられるのがNINJAPlusと同じようにファンレス運用してみようとする人がいますが,とてもそうはいかず,意外と冷えないクーラーだとの誤解を生んだりしてしまいます. このクーラーの活かせる場所は,オーバークロックのサイトを見ればわかるでしょう. 取り付け方法は「LGA775ならプッシュピン方式,478やAM2などはクリップ交換式」となります. しかしその重量から,ケースによってMBを立てて使用しなければならない場合は,バックプレートの使用が推奨されます.