CPUクーラー研究室

ぷりぷり的!! トップフローCPUクーラー最強決定戦 2006 New Year's Eve

5. 結果

DTS温度(MSRs)まとめ

計測結果グラフ DTS温度編
図72. 計測結果グラフ DTS温度編

Tjunctionは85℃です.

コイルの温度まとめ

計測結果グラフ コイル温度編
図73. 計測結果グラフ DTS温度編

コンデンサの温度まとめ

計測結果グラフ コンデンサ温度編
図74. 計測結果グラフ コンデンサ温度編

チップセットクーラーの温度まとめ

計測結果グラフ チップセットクーラー温度編
図75. 計測結果グラフ チップセットクーラー温度編

備考

 ”Load Fan電圧”:負荷を止める瞬間の温度を抜擢
 ”DW Fan電圧”:そのファンの電圧のときの室温とCPU温度の差を示す
 ”DW Difference”:DW同士の温度差で,小さいほどファンの回転数依存が少ないことを示唆する
 Core Temp Generatorの仕様(PHP):5タイミングに1回のみ算出

6. 考察

 画像とグラフが盛りだくさんですが,よくぞここまでお読みいただきました.(*´Д`)ハァハァ
 今回の考察はパーツごとに分けて考えようと思います.
 なお,ここではDWの値を中心に,その値が正しいという前提の元,考察を行なっております.

6-1. CPUの温度

 やはりU8-120-1600,サイドフローチャンピオンは伊達ではありませんでした.トップフローの強豪たちの間に入ってもその性能を見せ付けてくれたと….

 SI-120/128はトップフローの中では最高成績を収めました.SI-120に関してはDWが小さいということが,ファンが弱い場合でも良く冷えてくれることを示しているのでしょう. また,SI-128に関してはファンが強い場合はU8-120-1600に迫る性能を叩き出してくれています.ファン回転数依存があることは確かですが,一概にSI-120が良いともいえません.

 風神匠は1つのファンだけでも,SI-120などと同等の性能を示しています.2つ使用すれば,さらなる性能向上が期待できるでしょう.十分に逆転できるでしょう.

 BigTyphoonに関しては,ファンの回転数依存が強い事が示されました.12V駆動時にはSI-128と同程度の性能を叩き出しているにもかかわらず,5V駆動では最低レベルです. やはり,背が高いこと,フィンピッチが狭いことが原因なのでしょうか.

 ANDY Cooler,XP-120は似たような傾向となりました.残念ながら,これらのトップフローの中で,差別化を図ることは難しいと考えられます.ANDY Coolerに関しては安価であるという利点はありますが.

 Marsについては,非常に辛い結果となりました.3000rpmはかなりの轟音(X12-1600の12V駆動より遥かに煩い)で,それでも他の5V駆動にも負けています.

6-2. コンポーネント温度

 とにかく,温度差が激しいのが困惑の要因だったりします.

 周辺の温度3箇所においては,風神匠が凄まじい性能を叩き出しています.CPUもまずまず冷しており,何よりもファン1つでここまで冷してしまう設計性能に関してはCoolermasterさまさまと言った感じでしょう.

 周辺冷却に弱い…と言われて久しいサイドフローCPUクーラーですが,結果的にはそんなことを感じさせない結果となりました.特にチップセットクーラーの温度は一番の成績となっており, うまく廃熱していれば,それなりには冷せるのではないかと考えられます.ただ,コイルの温度が高かったことから,温度分布がどうなっているかは不明慮であると言えるでしょう. この点に関しては全般に言えるのですが,サーモグラフィなどでこまかく分析する必要があるのではないでしょうか.そんな装置ないから私には無理でしょうが…

 SI-128に関しては,総じて悪い結果になってしまいました.CPUは冷してくれるけど,周辺冷却は…という結果で,やはりSI-120/SI-128は甲乙付けがたいものであるということになるのでしょう.

 他は,ここではどんぐりの背比べ状態になっています.

6-3. 備考

 忘れてはいけないことがあります.それは,計測に用いらPCケースのサイドパネルが完全開放であることです. 通常,このArmor(VA8000)のサイドパネルには穴はありません.常時P180などと同様,完全にフロント~リアへのエアフロー環境で使用することになります. これらの条件では上記とは著しく傾向が異なる可能性があります.

7. 今後の課題

 なんといっても,訪問者さんが一番気になるのは,風神匠の2つのファンの時の性能でしょう.しかし,今回は時間制限が来てしまって,どうしても試すことができませんでした.お許しいただきたい. 近いうちに,何か新しいCPUクーラーをゲットしたり,何かしらのアクションがあり次第,比較検証をしたいと思います.メモリーなどの温度も考えていければなと思います.
 また,周辺温度の取得方法を再考する必要があるでしょう.周辺の温度を分布で知りたいならサーモグラフィということになり, 履歴ということを考えるとロガー辺りも必要になりますが,もはや個人の範疇を超えてしまうので,駄目でしょう.う~ん,これからも,私なりにまったりと計測して行こうと思います.

 実はWikiを使いやすくして欲しいという要望をお便りで頂きましたので,現在はWikiの再開発を行なっています.しばらくの間は大量の計測はないと思いますが,また何かどうでもいいことを計測しだしたら,そのときの私に付きやってあげてください(´・ω・`)

8. 謝辞

 今回の計測に用いたソフトウェアは全てフリーソフトウェアを使用しました.これほど便利なソフトウェアを公開していただいていることに感謝いたします.
 また,フォーラムやスレッドで応援してくれた訪問者さんたち,本当にありがとうございました.

 このWEBページは静的に作成しましたので,もし感想や突っ込みなどがありましたらフォーラムをご利用下さい.訪問者さん達のご意見,とても楽しみにしております.  (スレッドでも構いませんが,あまり迷惑を掛けたくはありませんので,長くなりそうでしたらフォーラムでお願いいたします.)

第2版 at 2007年3月7日 編集:ぷりぷり
最善は尽くしていますが,ページの内容については一切の保証もできませんので,ご了承下さい.


コンテンツ
  1. はじめに,選出CPUクーラー,測定条件など
  2. XP120, SI-120, ANDY Cooler のかんたんな紹介
  3. BigTyphoon, U8-120-1600, Mars のかんたんな紹介
  4. SI-128, 風神匠 のかんたんな紹介
  5. 結果,考察など

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