CPUクーラー研究室
ぷりぷり的!! トップフローCPUクーラー最強決定戦 2007 Spring
4. 計測
4-7. RubyOrb
ThermalTakeのOrbシリーズの最新型で,筐体サイズが14cmにも及ぶ(ファンは12cm)巨大トップフローCPUクーラーです.これほど大きいにも関わらずヒートパイプを採用しておらず,
果たして全体に効率よく放熱できるのかどうか怪しいところですね….筐体は赤く,付属ファンも真っ赤に光るそうで,同じThermalTake社の透明なウィンドウのあるケースであれば,
非常に華やかなPCに仕立て上げる事ができるのでしょう.
装着方法は筐体に付属するバネつきのネジに合わせて,ソケット側に必要なキットを装着させていくという方法です.LGA775の場合は,二つの小型な金属版を装着させてから,
ネジで固定するという方法を取ります.かなりきっちりと装着できる印象でした.
図48で示すとおり,今回の計測は付属のファンを取り外し,ヒートシンク外周の上にファンを置くという計測方法です.本来のファンはヒートシンクの内側に存在するため,
ファンの性能云々の前に,性質そのものが疑われる試験となっております.あくまで参考程度に留めていただくようお願いいたします.
4-8. Dominator
14cmファンを搭載可能な現行唯一のトップフローCPUクーラーです.ヒートパイプは太めな8mmタイプで,フィンピッチも広く(1.85mm)表面積自体はそれほどでもなく,緩めな14cmファンも搭載されていることから
明らかに静音志向のCPUクーラーと思われます.現行とは言いましたが,既に終息しており入手は極めて困難であると言えます.
LGA775への装着に関しては,先にバネつきの土台を作成した上でLGA775用のベース部に付属するX字のプレートを挿しこみ固定するといった方法です.これもしっかりと固定できると思います.
また上部のフィンスタックに比べて,ベース部が極端に偏っており,14cm四方の塊ということもあって,干渉性は最悪な部類ではないかと思います.
ただし,イナバウア(ヒートパイプを曲げやすい)しやすいため,無理やり回避することも可能でしょう.(逆にケース干渉の可能性も増えますが)
Dominatorは14cmファン対応の製品ではありますが,本計測では例外なく12cmファンを用いております.Dominatorの計測においても,図54の通り12cmファンを中央部に寄せて計測しております.
これも従来の性能を発揮できているのか?と言われますと,何とも言い返せません.
4-9. SQUARE
12cmファンを垂直方向に2つ装着する事ができる強烈なトップフローCPUクーラーであるSQUARE.付属するファンは1つだけなので注意してください.フィンピッチはXP-120などとほぼ同様ですが
ヒートパイプは8mmタイプが3本で,特別特徴というものが見当たりません.とにかくデュアルファンの時の周辺冷却能力などに注目していきたいなと思います.
装着方法はLGA775の場合は,土台を作成後にベース部の金属プレートを挿しこみ上から手回しのネジを回していくといったものです.